2009年2月12日木曜日

IT業界の奇妙さ

私は別のブログで、思想・芸術関連のエッセイを書いているのですが、こちらでは、仕事で行っているソフト開発やIT関係について、幅広くいろいろ書いていきます。

ソフト開発業界と言いますのは、昔から、嘘・・・と言いますか、独断と偏見の多い業界であり、専門家以外はもちろん、業界内部の人間ですら、何が本当か分らないことが多過ぎるように思います。
専門雑誌をよく読んで勉強すれば・・・間違いなく、いっそう分らなくなります。専門雑誌こそ独断と偏見の温床かもしれませんからね。
よって、ソフト開発の業界を志望する学生等や、ソフト開発を開発会社に依頼したい企業が、必要なことに関してまっとうな情報を得るなど、ほとんど不可能かもしれません。
ただ、それを私がこのブログで解決しようなどという気もないので、妙な期待はしないで欲しいのですが、少しはお役に立てるかもしれません。

ソフト開発業界は、例えば自動車産業などと比べると、当然、歴史は浅く、まだまだ未成熟という部分もあるのかもしれませんが、そのようなことを堂々と言えたのは10年以上前のことだったと思います。
今は、自動車産業が成熟を通り越して腐敗してきた雰囲気もありますので、ソフト開発業界がもう少しまともになれば良いのですが、成熟する前に腐敗しているのかもしれません。

どこから話を始めて良いものかまるで分かりませんので、その場での思いつき、いわゆる、いきあたりばったりでいこうと思います。

まず、Webシステム開発者を目指すなら、プログラム言語は何を憶えるかという話題でどうかと思います。
人によっては、「必要なもの全部」などと言うかもしれません。まあ、頭の良い人もいるのかもしれませんが、そんなに頭が良ければ、もっと儲かる業界に行く人が多いかもしれません。
で、解答ですが、「PHP」です。私なら、他は薦めません。あまりに平凡な解答というのは分っています。
「これからはRubyやPythonの時代だ。楽天はRubyを採用した」とか「本当はPerlが一番なんだぜ。はてなはPerlだ。ポール・グレアムが薦めているぞ」とか「プロはJavaだよ」という意見など、私もとおに存じてますし、私こそ、それらのことをよく言ってたのです。
でも、悪いことは言いません。PHPで間違いありません。

しかし、それ以前に、私はWebシステムがあまり好きでないのですよ。
「アメリカの開発者は、ブラウザで動く以外のシステムなど考えたこともないさ」などと言う者(専門雑誌だったりします)もいますが、無視しましょう。こんな連中のせいもあり、何でもかでもWebシステムにしないといけない、Webシステムにすべきだと思っている人が多くいます。
もちろん、インターネット上の、それも、不特定多数のユーザーが使うもの、例えば、Amazonや楽天ではWebシステム以外は考えられません。しかし、Amazonや楽天のシステムを作るのは大変です。私ならやりたくありません。その理由は・・・まあ、10や20、いや、30や40は軽くあります。
いっぺんに書くのも大変ですので、おいおいということで・・・(笑)。

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